(Table 10.3.Aの核種の欄にAg-108mのように核種の記号の後ろに小文字のmがついていますが、どのような意味でしょうか)

Q.
放射性物質の核種の記号の右肩に小さいaなどが乗っている意味は、表10.3.Aの末尾を参照すれば説明が書いてありますが、核種の記号に付随してmの文字が、Ag-108m, Ag-110m, Am-241mなどに付いています。どのような意味なのですか? また、Ba-133とBa-133mのように、同じ核種にmが付いていないものと、mが付いているものがあります。どのような意味なのでしょうか? (2011.8.31)
A.
mの文字の意味はmeta-stableと言い、準安定の意味です。 mの文字が付いている核種は準安定しているのです。Ba-133は不安定な核種で、Ba-133mは準安定している核種と言うことになります。 mの文字は核種の記号に付随して申告書などに記載しなければいけません。それに反して、核種の記号の右肩に乗っている小さなaは申告書などに記載する必要はありません。

[閉じる]


Copyright (C) 2003  Kinoshita Aviation Consultants All rights reserved.