(最近、電子機器の中に、種類の違う複数の電池を混合して内蔵している製品が出て来ています。危険物の判断基準を教えてください。)

Q.
例えば、リチウム電池 (リチウム含有量1g以下の非危険物) とニッケル水素電池 (非危険物) を内蔵した電子、密閉型鉛蓄電池 (防漏型蓄電池1個: SP A67適用の非危険物) と塩化チオニール・リチウム単電池 (リチウム含有量1g以下の非危険物) を内蔵した電子機器などは、一つ一つの電池はIATAの規定の中では非危険物に該当するので、実際の取り扱いにはいくら混合して内蔵されていても非危険物として取扱って問題ありませんか? (2011.8.31)
A.
色々な電池が一つの機器に混合使用されていても、個々の電池がICAO/IATAの規定で非危険物扱い、もしくは非該当扱いになるものであれば、電池に関する隔離規定はありませんから、全体を非危険物扱いで処理して問題ありません。

ただし、電池端末がショートしないように、また、機器が誤作動を起こさないように梱包してください。日進月歩で電池や電子機器は進んでいます。これからは色々な組み合わせが出現すると思います。

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