(危険性のラベルの貼り方)

Q.
危険性のラベルを45度の角度でなく、正方形のなる位置で貼っても良いでしょうか。この場合、結果的にシンボルや文字は斜めになってしまいます。 (2005.2.27)
A.
危険性のラベルはDGR 7.2.2.3.2 (a) に 『正方形で100 x 100 mmで45度の角度に設定されていなければならない』とあります。よほどのことでない限り、45度の角度に貼られていない危険物貨物は航空会社が受託の際、貼り直して欲しいと要請する場合があります。不必要な摩擦が起き、出発便に間に合わない事態にもなりかねません。従って、荷送人は些細な規則といえどもシッカリと守って貨物を準備する必要があります。この背景には、「ラベルの貼り方のような簡単な規則も守れないような荷送人が準備した貨物は信頼できない」と言う心理的な不安感が発生し、航空会社本来の義務である航空機・乗員・乗客の安全を守らなければならないと言う基本に立ち返るからです。

[閉じる]


Copyright (C) 2003  Kinoshita Aviation Consultants All rights reserved.