(第63版の危険物規則書 PI966とPI969についての質問です。)

Q.
DGR 第63版の事前情報で PI966及びPI969 に関する内容の中に、”The packing options in Section II have been deleted, as there is only one option available given that there is no requirement for UN specification packagings.” と言う部分について、これは PI966とPI969のSection IIの梱包は現行の1.2mの落下試験に対応した強固な梱包と言う規則はなくなり、Section I と同様にUN梱包が必要になると言う解釈でよろしいのでしょうか。 (2021.9.30)
A.
この変更はリチウム電池と器具・装置を同梱する場合のPI966とPI969の包装手順の選択肢を明確にしたことです。Section Iの包装手順は2通りあり、それぞれ (1) リチウム単電池・組電池を先ず国連規格容器に収納し、装置や器具と共に堅牢な外装容器に収納するか、或いは、(2) リチウム単電池・組電池を装置や器具と共に国連規格の外装容器に収納する方法と、手順を明確にしました。

Section II の場合の包装手順の選択肢はSection IIでは国連規格容器の使用を義務付けていないので、選択肢は一つしか無く、選択肢は廃止されました。

Section IIの包装の品質や規格については何の変更もありません。1.2mの落下試験ももちろん必要です。Section IIは国連規格容器を必要としないので、Section Iのように選択肢はないのです。

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