(DGR 6.0.4.1 の解釈に付いての質問です。 )

Q.
DGR 6.0.4.1 の中程にある文章の解釈に付いてお尋ねします。文章は独立した文で、“For packages with a gross weight exceeding 30 kg, the marks, or a duplicate thereof, must appear on the top or on the side of the package.” (総重量が30 kgを超える包装物に付いては、(国連規格) マークが、或は、その複製のマークが、包装物の上面もしくは側面に表示されていなければならない。) と書かれています。 この文の意図は何でしょうか? 何故30 kg なのでしょうか? 目的は何でしょうか? ご教授ください。 (2019.4.30)
A.
DGR 6.0.4.1 の書き出しの個所で、国連の規格並びに試験を満たして製造された容器には、長持ちする、読みやすい国連の規格マークを直ぐ分かる位置に、容器に見合った大きさで容器に表示されていなければならないと書かれています。数多い貨物の中には、国連の容器規格マークが容器の底面に書かれているものもあるかもしれません。軽い容器ならば、受託担当者が底面をチェックすることも可能ですが、30 kg 以上の重量になると人力で底面をチェックすることは難しくなります。

このような事が原因で、この文章が加わっています。もし容器の総重量が30 kgを超すような場合で、国連の容器規格マークが容器の底面に表示されている時は、複製された国連マークを容器の上面もしくは側面に表示し、航空会社の受託担当者の作業を容易にする為に加えた文章です。

[閉じる]


Copyright (C) 2003  Kinoshita Aviation Consultants All rights reserved.