(小口宅配便に危険物が混入されていなことを確かめる方法は?)

Q.
国際小口宅配便の業者ですが、官庁からの注意で『疑わしいものは全てを確認し、MSDSを入手の上、輸送するように』と指示されています。しかし、この“疑わしい物”の線引きに頭を悩ませています。市販の化粧品や、生活雑貨など多種多様にわたり、顧客からのクレーム、顧客離れを生じてしまっています。一般に出回る化粧品、洗剤や家庭用常備薬など何処までを対象外と認識できるのか、良い判断材料は無いでしょうか? (2016.3.31)
A.
一般貨物の場合は、荷主も、中間に立つ貨物代理店、フオワーダーも危険物教育を受けているので、あまり心配は要りませんが、郵便小包や小口宅配便などは危険物についての知識が皆無とも言える不特定多数の出荷者が存在します。世界中の郵便局や、FedEx、UPS、DHLが抱えている悩みです。ポスター、パンフレット、チラシなどを配布して啓蒙活動を怠りませんが、無意識の違反が相次いでいます。『危険物は入っていません』と一筆書かせる抑止力を実行している国際宅配業者もいます。やはり、受託職員を教育して水際で危険物をチェックする能力を育てる以外に良い方法はありません。

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