(UN 1956 Compressed gas, n.o.s. の申告書のAuthorization欄に DOT SP 7945と記載がありました。何でしょうか?)

Q.
UN 1956 Compressed gas, n.o.s. (Bromotrifluoromethane and Nitrogen) Div. 2.2 を1 fibreboard box X 1.2 kg PI 200 の危険物申告書のAuthorization欄にDOT SP 7945と記載がありました。何でしょうか? どのように処理をすべきでしょうか? (2015.12.31)
A.
インターネットでアメリカ政府運輸省 (www.dot.gov) にアクセスし、右上の検索窓にDOT SP 7945と入力し、検索すると、PHMSA (Pipeline and Hazardous Material Safety Administration) のページに飛び、一番上にSpecial Permit 7945の表題が表示されます。そこをクリックすると、SP 7945の全文が表示されます。アメリカは他の国と異なり、ボンベ (cylinder) については厳しい許可制度を採用しています。

SP 7945を読むとPage 5の最後の第10項に、シッパーは必ずこの特別許可証の最も新しい写しを航空会社に搬入前もしくは、搬入時に提出しなければならないとあります。また、航空会社には、そのコピーを航空機に搭載しなければならないとあります。次のPage 6の冒頭にコンプライアンスを怠ると罰則があると書いてあります。申告書に貼付して、許可証の写しを送らなければなりません。アメリカ向けの貨物については、アメリカ政府例外規定 USG-01で、危険物の輸送について、荷送人に対し、49CFRの順守を求めています。また、航空会社に対しては、USG-13の冒頭に運送人は49CFRを守ることを義務付けています。

更に、USG-13 (a) で運送人はシッパーがアメリカ政府の例外規定を守っているかどうかチェックしない限り、貨物を受託してはならないと、シッパーOKならば、航空会社 自動的にOKではないと定めています。航空会社の再度のチェックを義務付けています。

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