(試薬のキットに微量危険物 PG I のものを入れて良いですか?)

Q.
SP A44によりUN 3316 Chemical kitのPGは収納されている薬品の中で一番厳しいPGで申告するとあります。ところが危険物リストのUN 3316 にはPG II とPG IIIしかありません。例えば、Chemical kit に微量危険物 UN 1133 Adhesives PG I (EQ Code E3)と少量危険物 UN 1993 PG II の試薬が収納されている場合、申告書のPG欄にどのように記入したら良いでしょうか? (2015.5.31)
A.
そうです。SP A44により一番厳しいPGが代表になります。微量危険物は申告書の必要な危険物と同梱することは禁じられています。DGR 2.6.5.2を参照してください。従って、申告書が必要であるUN 3316 Chemical kitの中に微量危険物を含めることは出来ません。UN 1133 Adhesives PG I は少量危険物では Forbiddenですから、この品物をChemical kitの中に入れる方法はありません。PG I の薬品がChemical kit に含まれるのは如何という事で、DGR 55版ではE欄にPGの記載が無かった Chemical kit に56版からPG が指定されました。PG I は認めず、PG II と PG IIIのみUN 3316 Chemical kit に認めた次第です。

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