(毒性に関する質問です。)

Q.
UN3440 Selenium compound, liquid, n.o.s. (………..) Class 6.1 PG I を18L CAOでアメリカ向けに輸送します。この物質には SP A3とA4、並びにUSG-02が関係しています。何れも、吸入毒性が PG I ならば、関わってくる規定です。経口毒性、経皮毒性、吸入毒性の決め方を教えてください。 (2014.2.28)
A.
毒性は四つの測定方法すべてで行い、一番強い結果の PG を割り当てます。大雑把な表現ですが、一番強く出るのは吸入毒性 (粉塵および霧状の吸入、蒸気の吸入) です。2番目に強く出るのは経口毒性です。一番弱く出るのが経皮毒性です。従って、Inhalation Toxicity がPG IIで、oralもしくはdermalがPG I と言うケースは考えにくいです。従って、inhalation toxicityがPG Iならば、SP A4及び USG-02が適用になります。航空輸送の場合は、航空輸送のみに関わるSP A4により、1包装5Lが限度です。K欄、L欄に30LとあってもSP A4で制限されています。因みに地表輸送の場合は、包装基準は P001を使用し、数量の制限はありません。

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