(非危険物を冷やす為にドライアイスを入れました。貨物に第9分類のラベルは不要ですね。)

Q.
非危険物の冷却用としてドライアイスを入れて輸送するにあたり、貨物に添付する Class 9の危険性ラベルは必要ないと認識していますが、宜しいでしょうか?  (2013.5.31)
A.
冷やす相手が危険物であらうと、肉や魚のように非危険物であろうと、ドライアイスが収納されている外装容器の表面には

(1) UN 1845 Dry IceもしくはCarbon dioxide, solidの正式輸送品目名の表示、
(2)ドライアイスの正味重量 (net weight) – 例えば、Net Weight 10kgの表示、
(3)第9分類の危険性ラベルの貼り付け

が必要です。DGRの参照個所は 7.1.5.1 (g) です。
冷やす相手が非危険物の場合は危険物申告書は不要ですが、AWBにDGR 8.2.7の図8.2.Eのとおりのドライアイスの表示 (UN 1845 Dry Ice個数Xドライアイスの正味量)が必要です。

外装容器は貨物、手荷物を問わず、容器の中に蓄積する炭酸ガスが逃げられるような構造になっていなければなりません。

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