(ULD搭載担当とBULK搭載担当が異なる場合、NOTOCの搭載責任者が2名サインしても良いですか?)

Q.
ULDの搭載責任者とBULKの搭載責任者が異なる場合、DGR 9.5.1.1.4に搭載責任者による確認の署名とありますが、2名がサインして構いませんか?  (2012.10.31)
A.
DGR 9.5.1.1.4には署名者の人数制限のような事は書かれていません。DGR 9.5.1.1.4で言っているのは、機長への通知書 (NOTOC) には『航空機に搭載された包装物には損傷も、漏洩の形跡も、一切ありませんでした』と言う旨の確認の署名、もしくは、他の代替の方法での記載がなければならないと書いてあります。

これを受けてどの航空会社のNOTOCにも、小さい字で “There is no evidence that any damage or leaking packages containing dangerous goods have been loaded on the aircraft”と言う文言が印刷されています。

因みにNOTOC の書式はIATAのAirport Handling Manualに雛型が掲載されていますが、各社の運航手続きに従って自由に決めることが出来ます。記載内容だけがDGRに載って定められています。書式は自由です。搭載責任者とキャプテンの署名は義務付けられていますが、他の誰がサインしようと各社の自由です。

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